Webライターについて調べていると「Webライターで月収◯万円!」というフレーズを見たことがある方も多いと思います。実際のところ、Webライターの平均年収や月収は高いのでしょうか?

Webライターになる方法はいくつも公開されていますが、平均年収には触れられていないことが多いです。

そこで今回は、Webライターが高収入なのか知りたい方へ向けて、平均年収や月収、高収入のライターになるためのポイントをご紹介いたします。「Webライターになって収入を上げたい!」という方はぜひ参考にしてみてください。

Webライターの収入は働き方によって違う

Webライターの平均年収や月収は働き方によって異なります。Webライターの働き方は主に以下の2種類です。

・副業Webライター
・専業(フリーランス)Webライター

本記事では上記の2つの働き方に沿って、気になる収入を解説していきます。

Webライターが副業の場合

副業Webライターは、他に本業がある人が空いた時間を利用してWebライティングを請け負う働き方です。基本的に休日や終業後という限られた時間で仕事をするため、専業のWebライターに比べて収入が高いわけではありません。

しかし、本業の収入もあるため「自分が自由に使える収入を増やしたい」「貯金を増やしたい」という方には人気の働き方です。

副業Webライターの平均年収や月収について、50人の副業Webライターを対象にアンケートを取ってみました。

<調査方法>
使用アンケート機関:クラウドワークス
調査期間:2日間
対象:副業Webライターとして現在活動している、または活動していた経験がある50人(有効回答数50件)

 

副業Webライターとして得ている収入(年収)はいくらですか?

平均年収に関するアンケートで得られた回答は以下の通りです。

・年収10〜20万円・・・2人(4%)
・年収30〜40万円・・・8人(16%)
・年収40〜50万円・・・10人(20%)
・年収50〜60万円・・・22人(44%)
・年収60万円以上・・・8人(16%)

平均年収が50万円〜60万円と答えた人が50人中22人で最も多く、次点で年収が40万円〜50万円という結果になりました。

本業の収入の他に、年間で50万円〜60万円の収入が増えるとなると、経済的にも安定するという人は多いでしょう。

先ほどアンケートで回答があった平均年収を基に平均月収を算出してみると、最も多かった年収50万円〜60万円の人で『月収4万円〜5万円』ということになります。

副業でいきなりどーんと収入を増やすとなると難しいですが、月収5万円を目指すのであれば初心者でも難しくありません。

「今の収入を少しでも増やしたい!」という方は副業Webライターから始めてみてはいかがでしょうか。

 

専業(フリーランス)Webライターの場合

これまで副業Webライターの平均年収や月収についてご紹介しました。では、専業Webライター(ライター収入のみで生計を立てている人)の平均年収や月収はどのくらいなのでしょうか。

転職情報サイトの「はたらいく」が行なった調査(2014〜2015 職種別平均年収・月収100職種徹底調査)によると、2014年〜2015年のライターの平均年収や月収は以下の通りです。

<ライター・記者・編集者の平均年収>
・平均年収:259万円
・平均月収:18万円
※平均年収・月収は『はたらいく』内求人の提示給与額をベースに算出しています。※年収については各求人の「月給提示額×14ヶ月」で試算しております。

引用:はたらいく「2014〜2015 職種別平均年収・月収100職種徹底調査」

※上記の調査結果には、会社に勤めながら執筆を行うライター、在宅ライター、編集者、記者などの幅広い働き方が含まれるため、在宅のみでの本業ライター収入とは異なります。

 

Webライターの特徴として、記事を書いた分だけ収入をアップさせることができるので、執筆のスピードや効率化を図ることでさらに収入アップにつながります。本気でライターとして活動していきたい方や、収入をアップさせたい方は、仕事の取り組み方を変えてみるのもひとつの方法です。

Webライターの中でも収入の差がある

これまで専業Webライター・副業Webライターの平均年収や月収についてご紹介しました。しかし、同じWebライターの中でも、スキルや経験値によって大きく収入の差があることはあまり知られていません。

では、初心者Webライターからステップアップするためにはどのようなスキルを身につければ良いのでしょうか?

ステップアップするための3つのポイントについて解説いたします。

1.専門分野が執筆できる

専門分野があることはWebライターにとって、とても強みになります。クライアントもより知識のあるライターに頼みたいですし、他のライターと差をつけることができるのです。

とくに税理士や医師、美容師、保育士など、明確な資格を持っていると依頼されやすくなるメリットがあります。

専門分野があるだけで執筆料金も高く設定できるため、自分が得意とするジャンルを見つけておくことが収入アップのポイントです。

2.SEO対策ができる

最近では、WebライターがSEO対策を行うのは必須スキルとなっています。メディアで収益化をしたいクライアントにとってはSEO対策ができるWebライターに依頼したいもの。

webライターの収入アップには必須スキルと言えるでしょう。

3.知名度や拡散力がある

SNSでの知名度や拡散力があることも収入アップの秘訣となります。Webメディアでは多くの読者を集めることで収益化を行うため、拡散力のあるWebライターが求められるのです。

知名度のあるWebライターに依頼することで宣伝効果があることも大きなポイントとなっています。

 

高収入のWebライターはここが違う!

これまでWebライターの収入について解説しました。ここでさらに押さえておきたいのが、高収入Webライターが実践している3つのポイントです。

大きな違いとなるポイントについて解説いたします。

執筆スピード

Webライターが高収入を目指すうえで重要なポイントの1つが「執筆スピード」です。記事を早く執筆すればたくさん記事を納品でき、そのぶん収入を上げることができます。

中には毎日1万文字以上を書き続けるライターも!

Webライターとして仕事をする時に「自分が1日でどのくらいの文字数を執筆できるか」を把握しておくことも大切です。執筆できる時間や作業量が把握できていないと、大量に案件を受注してしまうミスが起こりやすくなります。

「Webライターは仕事が多くて大変」となってしまう方は、自分の作業量をきちんと把握できていない可能性があるのです。

1時間に1000字書けるのか2000字書けるかでは、時給に直すと2倍の差になってしまいますよね。最終的にはこの差が大きくなってしまい、高収入Webライターとそうでないライターの差になってしまうのです。

執筆料金

2つ目の高収入Webライターとの違いは「執筆料金」です。経験を積んでいるWebライターは自分の得意分野を持っていることが多く、専門的な知識もあるため、執筆料金(文字単価)が高く設定されるのです。

収入を上げたいという方は、初心者のうちから自分の得意分野を見つけて知識を深めるようにしましょう。また、初心者だからといって安すぎる執筆料金はおすすめできません。

どのくらいの料金を設定すれば良いのかわからない方は、まず「1文字1円」の文字単価の壁を突破することを目指すといいでしょう。

手がける仕事の幅

高収入Webライターは、手掛ける仕事の幅が広いことも収入アップの理由となっています。Webライターが手掛けるのは、主にこのような仕事です。

・取材
・文字起こし
・取材の際の撮影
・他ライターの記事のチェック

初めの頃は記事の執筆だけで精一杯だと思いますが、慣れてきた頃に仕事の幅を増やしていけるよう、準備をしておきましょう。

 

まとめ

今回はWebライターが高収入なのか知りたい方へ向けて、平均年収や月収、高収入のライターになるためのポイントをご紹介しました。

とはいえ、Webライターの収入はピンキリです。受注を増やしたり仕事の効率化を図ることで収入アップは誰にでも見込めます。

副業としても始めやすい業種ですので、この機会にWebライターを始めてみてはいかがでしょうか。