フリーで仕事を始めると営業も自分でしなければいけません。
今まで名刺が必要なかった人も、フリーランスとしての名刺が必要になります。
「何を書くべきなのか」「作ると料金はいくらかかるのか」「おしゃれな名刺はどのように作るのか」という疑問にお答えします。
フリーランスの名刺は重要な『営業ツール』
フリーランスが人脈を広げ仕事を得るために重要なツールのひとつが名刺!
小さなカード1枚に自分の情報を詰め込んで伝えることができます。
ぜひ、受け取った人の印象に残るものにしたいですよね。
1.名刺が必要になる機会・タイミング
名刺は「会って、挨拶をする時」に渡します。在宅ワークやオンライン会議の機会が増え、以前に比べてビジネスシーンでも直接会う機会は減っています。
しかし、いつどこにチャンスがあるかわかりません。
プライベートで参加したオフ会だったり、勉強会だったり。突然挨拶をする機会に恵まれたり。
いつでも名刺を渡せるように用意しておきましょう。
2.フリーランスが名刺を渡す目的とは
フリーランスが名刺を渡す目的は、もちろん「収入につなげるため」です。
しかしそれまでのプロセスで、「まず名前だけでも覚えてもらいたい」「仕事内容を知ってもらいたい」「連絡がほしい」という目的もあります。
名刺を見て自分を思い出してもらえるように、インパクトやおしゃれにも気をつかった名刺を作りたいですね。
おしゃれな名刺を作る4つの方法と価格
おしゃれな名刺は、どこで、どうやって、どのくらいの価格で作れるのかご紹介します。
①デザインから一括して印刷会社、名刺通販
『名刺作成』と検索するとたくさんの印刷サービス、名刺作成サービスがヒットします。
サイト毎に用意されているテンプレートの中から選び、手順に従って紙質やフォントを決め、必要事項を記入すれば名刺デザインが完成!
テンプレートはとても豊富に用意されていて、きっと自分好みのものが見つかるはずです。
▼参考:人気名刺通販
- 両面カラー印刷で100枚作って、1,628円というプランも!《スピード印刷センター》
- 世界中のデザイナーが作成したテンプレートを使って両面カラー100枚5,080円で名刺が作れる。《Whoo》
- 納期までの期間によって価格がかわる《ラクスル》は両面カラー100枚499円~(送料別)
②クラウドソーシングでデザイン発注して印刷会社で印刷
より自分好みのおしゃれなデザインの名刺にしたいときは、デザインが得意な人に作成依頼しましょう。
クラウドソーシングサイトを利用すれば、5,000円~10,000円でも作成依頼可能です。
クラウドソーシングで依頼できるのはデザインまでなので、印刷は自己責任で実施しましょう。
作ってもらったデザインを印刷会社に入稿して印刷することも可能です。
▼参考
《名刺印刷のプリスタ》ライトプラン(両面カラー・100枚)なら、印刷料は570円(送料別)
③自分でデザインして印刷会社へ
『Canva』『Illustrator』などのツールを使って自分でデザインを作成し、完成したデザインデータを入稿して印刷することも可能です。
イラストレーターとして活動する場合などは、自分のポートフォリオ代わりに名刺を活用できますね!
自作が難しい場合でも、『Canva』ならおしゃれなテンプレートやフリー素材が豊富に揃っています。
- 費用を抑えられる
- デザインの自由度が高い(自分次第)
- 作り直しがカンタン
などのメリットがあります。印刷する際は、印刷会社によって対応データ形式が違うので注意してください。
印刷料が必要になるだけなので、紙質にこだわってみるのもいいかも!
④無料テンプレートを使ってWordで自作
Wordのテンプレートでデータ作成し、100円ショップで買える名刺用紙に自宅で印刷、という方法もあります。
しかし、やっぱりチープな感じは否めません……。ビジネスで使う名刺にはあまりオススメできません。
フリーランスの名刺に書くべき4項目
フリーランス名刺は、『自分はだれなのか』を示す重要なもの。必ず書いておくべき項目があります。
①職種・資格・肩書
まずは自分が何をしているのか、どんな活動をしているのかを明記しましょう。
たとえば「フリーライター」「フリーランスプログラマー」などの職種。
資格があれば「ファイナンシャルプランナー」「行政書士」などを肩書に添えると良いでしょう。
特徴や強みがパッと伝わるような肩書きをつけると、名刺交換をした際に会話が弾みやすくなります。
▼例
- ママ起業応援隊隊長
- ○○地域特化ブロガー
- 想いを汲み取るインタビューライター
- ゆるふわイラストレーター
②名前・屋号
ビジネスネーム・ペンネームを使っている人も、併せて本名を明記しておくと良いです。
完全にペンネームのみで活動する場合は無理に掲載しなくてもOK! ただ、相手に印象が残りにくくなったり、仕事への取組みに関する本気度が伝わりにくくなったりするリスクもあります。
ペンネームのみを掲載する場合は、覚えやすいアイコンやSNS情報、仕事上の守備範囲などをセットで掲載するといいでしょう。
屋号とは、いわゆるお店の名前です。個人で開業届を出す場合などに設定するケースが多いです。氏名と併せて書いておきましょう。
③連絡先・連絡手段
連絡先として電話番号、メールアドレスは必ず記載しましょう。
ほかにSNS情報やホームページのURLなども書いておくといいですね。
フリーランスの場合、住所は自宅ということが多いので、住所の記載は迷います。
記載しているものと記載していないものの2パターン作っておくことをオススメします。渡す相手によって使い分けましょう。
また、住所を記載しない場合は、肩書を「関西在住フリーライター」など工夫してみてください。
④ポートフォリオ・業務歴
フリーランスは名刺を渡す相手に、自分ができることを知ってもらうことが重要です。
ポートフォリオやプロフィールをまとめ、QRコードを記載しておくといいですね。
知らせたい業務歴など箇条書きできることは、名刺に書いておきましょう。
【フリーランス】名刺情報まとめ
名刺は営業ツールとして重要です。フリーランスとして仕事をするなら必ず持っておきたいもの。
挨拶で伝えきれないことを伝える手段になります。自分の個性を伝えるためにも、デザインにはこだわりたいところ。
印象に残るデザインや分かりやすい内容を意識して、受け取った人の記憶に残れば、名刺を見返して、ポートフォリオやプロフィールを見てくれるかもしれません。
そして、思わぬところから仕事が舞い込んできて未来が変わる!!なんてことも♪
ただし、こだわりすぎた奇抜すぎるものはNG。
最近は、名刺を写真に撮ってアプリで管理するケースが増えています。あまりにも凝ったデザインにしてしまうと、写真で読み込めずアプリに手入力する手間が増えてしまうことも。
名刺を受け取った人の手間が増えてしまわないように、という点も考慮してデザインを考えましょうね。