赤ちゃんの背中スイッチとは、せっかく寝かしつけたのに布団に寝かせる直前や寝かせた瞬間、泣き出してしまい、寝かしつけが振り出しに戻ってしまうことを言います。

「せっかく寝たのにーまた最初から……」と困ったことやイライラしてしまったママやパパも多いはず。私の娘もとても敏感で……。2ヶ月から10ヶ月くらいまでは泣きたいくらい大変でした。

今回はそんなママ達を悩ませる背中スイッチの解決方法について、体験談と先輩ママのおすすめ方法もふまえ、7つにまとめたのでご紹介します。

背中スイッチの原因と7つの解決方法

なぜ、背中スイッチは見られるのでしょうか。

睡眠全体の約50%が浅い眠りの0~1歳代の赤ちゃん期は、生涯で最も脳が発達すると言われています。睡眠リズムはまだ整いませんが、浅い眠りと深い眠りを短時間で繰り返すため、ぐっすり眠ったと思うとすぐに起きてしまう状態となりやすいのです。

これを踏まえ、赤ちゃんに少しでも安心感を与えられるよう、背中スイッチを発動させない7つの解決方法をみていきましょう。

1.頭からお尻の順に布団に寝かせる

赤ちゃんはお尻と足の感覚が特に敏感に感じやすいため、ママのぬくもりから急に固い布団におろされると「なにっ!」と目を開けがち。

そのため頭からお尻→足の順に寝かせて静かに手を抜くと成功したというママも。

2.腕を添えたまま寝かせ、そっと抜く

とにかく抱っこの姿勢が安心する赤ちゃん。抱っこの格好のまま布団に寝かせたら、しばらくそのままの姿勢でキープしましょう。少し時間が経ってから少しずつ手を抜いていくと、背中スイッチが発動しにくくなります。

すやすやとした寝顔を見て、ママも笑顔になれますよ。腕を添えたままの方法を取り入れたところ、背中スイッチの発動が抑えられました。

3.授乳クッションの上で寝かせ、そのまま布団へ

よく使われる授乳クッションをそのまま活用。先輩ママに教わり、娘も実際におこなってみたところすぐに寝てくれました。1時間近く格闘してやっと布団に寝かせたのに起きてしまった娘も、ぐっすり夢の中へ。

4.おくるみに包ませて寝かせ安心感を与える

みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。手足をビクっとさせてしまうモロー反射(※)が出やすい赤ちゃん。
※モロー反射:光や音、自分の体勢など周囲から刺激を受けた際、手足をビクッとさせたり、両手を広げたりすること。赤ちゃんの意思とは関係なく起こり、生後0~3ヶ月頃によく見られます。

モロー反射が出ると、赤ちゃんはびっくりして起きてしまうことが多いです。起きてしまうことを防ぐためにおくるみが有効です。おくるみで手足をくるむと反射が抑えられ、落ち着き安心して眠れます。

5.トントンしながらゆっくり布団へ

トントンは赤ちゃんにとってお腹の中にいた時に感じたママの心音に似ていると言われています。一定のリズムは心地よさを感じられるため、眠れる赤ちゃんも多いのです。

布団におろす直前までトントンしながらママのぬくもりを感じてもらいます。トントンしながら布団に寝かせ、背中からゆっくり手を抜くと、赤ちゃんはそのまますやすや寝られます。

6.お腹をくっつけたままそっと寝かせていく

娘もいくつか試した方法の1つ!ママのぬくもりを感じていたい赤ちゃん。お腹をくっつけていると安心する赤ちゃんは最後までママのぬくもりを感じて寝られます。

7.バウンサーの揺れを感じさせながら寝かせる

バウンサーの揺れは赤ちゃんには心地よいもの。トントンすることと同じように一定のリズムは眠りを感じられるのです。バウンサーをずっと活用できたという意見も多く聞きます。

自動で揺れる機能もあるので、揺れている間に用事を済ませることや食事の準備ができたというママも多いですよね。心地よい揺れにぐっすり眠れる赤ちゃんも多いのではないでしょうか。

ママ流の背中スイッチ解決策を見つけよう!

背中スイッチはママ達を悩ませる問題の1つですが、子どもによって解決方法も違います。みなさんもぜひいろいろと試して、ママも赤ちゃんも笑顔で過ごせると良いですね。