「なんだか顔が疲れて見える」「化粧がのらない」そんな風に感じたことはありませんか。実はその正体は肌の「くすみ」かもしれません。

そこで今回は、くすみの原因と対処法についてご紹介していきます。お肌のくすみが解消されると、お顔の印象がパッと明るくなるかもしれませんよ。

 

肌のくすみとは?

くすみとは、ツヤ・透明感の低下、皮膚表面の凹凸やざらつきによる影などにより、肌のトーンが本来よりも暗くみえる状態のことを指します。

 

肌のくすみの原因と見分け方

お肌のくすみにはいくつか種類があり、それぞれに原因があります。くすみの種類と見分け方を確認していきましょう。

①角質肥厚

ターンオーバーが遅れることで起こる角質肥厚。

お肌のごわつきを感じたり、グレーがかって見えたりするようであれば、角質が原因かもしれません。

 

②乾燥

夏は冷房、冬は外気、と一年中悩まされる乾燥。お肌が乾燥すると、キメが乱れ、透明感・ツヤが失われます。

ファンデーションのノリが悪い、色が合わないように見える、という方はこちらに当てはまるかも。

 

③血行不良

疲労や睡眠不足・加齢などで血行不良がおこります。

血行不良によるくすみは、疲れて見える、不健康そうに見えることがあり、むくみともなうこともあります。

 

④糖化

お肌の中でタンパク質と糖が結びつくと、AGEs(糖化最終生成物)をつくりだします。このAGEsは褐色であるため、お肌に沈着するとくすみとなります。

茶色や黄色っぽくくすんで見える場合は、このタイプかもしれません。

 

⑤メラニン

紫外線や肌の摩擦によりつくられたメラニン色素がお肌に残ってしまうと、色素が沈着しくすみとなります。

色ムラや黄みがかっている、と感じる方や、日焼けに心当たりがあればメラニンが原因であるかもしれません。

 

肌のくすみの原因別対処法

ご自身のくすみの原因が分かったら、その対処法も確認しましょう。対処法を知れば、悩んでいたくすみ肌がスッキリ明るくなるかもしれません。

①角質肥厚

角質肥厚に効果的なのは、余分な角質を取り除くことなので、ピーリングや酵素洗顔、拭き取り化粧水などを取り入れると良いでしょう。

 

②乾燥

乾燥が原因の場合はもちろん、保湿が大切です。日々のケアに、保湿美容液やシートマスク・パック等を追加してみましょう。

また、化粧水を丁寧に肌に馴染ませることも大切です。

なかなか化粧水が入らない、と感じる場合は古い角質が邪魔をしているかもしれません。①に記載した方法で、ケアを受け入れる状態を作るのも大切です。

 

③血行不良

血行不良に良いのはマッサージや入浴、適度な運動などで血行をよくすることです。でもこの場合、そんな時間なんてない!と追われている方も多いかもしれません。

お風呂に浸かる時間がとれない場合は、シャワーマッサージで血行促進をするのがおすすめです。

また、首回りや毎日のスキンケアのときに合わせてリンパをマッサージしてみたり、お仕事の合間のストレッチなど、自分に優しくする時間を大事にしてみてください。

 

④糖化

この場合は血糖値を急増させない食事を心がけることが大切です。

たとえば、血糖値の上昇をゆるやかにする野菜から食べてみる、など、食べる順番を意識してみましょう。食材をGI値の低いものに置き換えるのも効果的です。

 

⑤メラニン

メラニンが原因のくすみには、ビタミンC誘導体などの美白有効成分が含まれる化粧品の使用が有効です。日々のスキンケアを美白化粧品に変更してみるか、美白美容液を追加してみましょう。

また、日々の紫外線対策も大切です。少しのお出かけでもしっかり日焼け止めを塗りましょう。トーンアップ効果のある日焼け止めだと、くすみをカバーしてくれるものも多いので、現状をカバーしつつ、今後の対策をしていくのが大切です。

 

くすみの原因を取り除いて輝く素肌を手に入れよう

一言で「くすみ」といっても、人によっていくつもの原因が隠れています。

それぞれ改善方法が違うため、まずは自分がどのタイプか見極めて、自分に合う対処方法を見つけることが大切です。

そして、ぜひ自分にあった対処法を実行してみてくださいね。くすみから解放されるとお顔の印象が明るくなります。また、化粧のりもよくなると、メイクもお手入れもきっと楽しくなりますよ。

この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。