Webライターに必要なツールというと何が思い浮かぶでしょうか。パソコンやマウスなどの基本的なツールはもちろん必要ですが、効率的に作業をするためのツールも重要です。
しかし効率アップのツールといっても数多くあり、どれを使えばいいのかわからないもの。そこで今回は、Webライターの作業を効率的に進めるおすすめツールをご紹介していきます。
「作業時間が限られている」「もっと効率的に作業したい」という方はぜひ参考にしてみてください。
Webライターの基本となるツール
まずはWebライターの基本となるツールをご紹介いたします。
どれもWebライターという仕事には欠かせないツールばかりですが、値段やメーカーよりも自分の使いやすさで選ぶことが大切です。
パソコン(またはタブレット)
まず欠かせないツールはパソコンです。
「スマホではWebライターはできないの?」という方もいますが、執筆しやすさを考えるとPCやタブレットがおすすめです。またクライアントによっては、スマホ環境での執筆をNGとしている場合もありますので、注意が必要しましょう。
最近では執筆ツールもさまざまなものがあるため、タブレットで執筆することもできます。しかしこれからWebライターを続けていくのであれば、使い勝手の良いPCを1台持っておくことも大切です。
キーボードやマウスの使い心地にもこだわってみると作業効率がアップし、仕事がしやすくなります。毎日使うものですので、自分が使いやすいものを用意すると良いでしょう。
※余談ですが、パソコン内の情報をしっかりと守る「情報管理」もWebライターには大切なことです。データ管理やウイルス対策も忘れずに実施しておきましょう。
記者ハンドブック
初心者Webライターにこそ必要なツールといえば「記者ハンドブック」という1冊の本です。記者ハンドブックは、元々は新聞用に作られた用語集であり、辞書のように活用しながら正しい日本語表記を確認できる便利アイテム。
「送り仮名の付け方」や「同音異義語の使い分け」「外来語の正しい使い方」などを調べることができるため、Webライターや企業の広報担当などのさまざまな業種から重宝されています。
正しい日本語がわかっているつもりでも、つい間違って覚えているもの。記者ハンドブックを使用しながら仕事を進めることで、クライアントの修正の手間を省くこともできます。
オフィスチェア・作業環境
つい軽く見てしまいがちなのが「作業をする環境」です。毎日数時間を過ごすデスク周りは、体の負担も考えながら整えていく必要があります。
その中でも重要なのがオフィスチェアです。Webライターは自宅でも作業ができるため、リビングの硬いイスなどで作業している方も多いのではないでしょうか?
実はそれが腰痛や肩こりの原因となってしまうのです。知らない間にも体への負担は溜まっているもの。
自分の体に合ったオフィスチェアを使うことで驚くほど体の負担が軽減されます。長時間デスクに向かうWebライターだからこそ、体の負担も考えて作業環境を整えていきましょう。
Webライターの主な業務とは?
Webライターにおすすめのツールを紹介する前に、基本的な業務内容を確認していきましょう。業務内容を確認することで、必要なツールがわかりやすくなります。
主な業務を5つに分けて解説していきますので、ぜひWebライター業のイメージを膨らませてみてください。
1.キーワードの選定
記事を執筆する上で初めに取り掛かるのは「キーワードの選定」です。
記事をたくさんの人に読んでもらうには、需要のあるキーワードで記事を書き、上位に表示されることが重要になります。キーワードを選定するツールを使って、検索ボリュームが多いキーワードをチェックしていきましょう。
※「ちょっと何言ってるか分からない……」という方は、当協会主催『Webライター初級講座』の受講がおすすめです!
2.ペルソナの設定
キーワードの選定ができたら、次はペルソナの設定です。
ライターによっては省略されがちなステップですが「この記事の読者はどのような人物か」を詳しく掘り下げていくことで、記事に盛り込むべき情報が決まります。
そのため初心者Webライターであれば、毎回記事を執筆する前にペルソナを設定することが大切です。性別・職業・悩み・キーワードを検索した理由などを詳しく設定していきましょう。
※こちらも「ちょっと何言ってるか分からない……」という方は、当協会主催『Webライター初級講座』の受講がおすすめです!
3.構成(見出し)の作成
ペルソナを設定した後はさっそく執筆に取りかかりますが、構成の作成(記事全体の見出し作り)から始めます。
設定したペルソナを考慮しながら、どのような情報を盛り込むべきか考えるのが構成の役割です。読者に必要とされる情報を盛り込むようにしましょう。
4.記事の執筆
構成を作成したら、やっと記事の執筆に入ります。
1から書き始めるよりも構成があることによって執筆しやすくなっています。数字などのデータを扱う際には、きちんと一次情報を確認して取り扱うようにしましょう。
5.画像選定・記事の校正・納品
記事を作成後、場合によっては記事内に挿入する画像を選定することもあります。
完成した原稿に誤字脱字がないか、読みにくい言い回しがないかをしっかりと確認し、クライアントに納品しましょう。
ここまでがWebライター業務の主な流れになります。このほかにも、先方の指定するメディア内に直接記事を入稿するケースもあったりします。
一連の流れを踏まえた上で、作業を効率化できるおすすめツールを紹介していきます! 作業時間を短縮したい方や、もっとスムーズに仕事をしたい方はぜひチェックしてみてください。
作業効率化のためのおすすめツール5選
作業効率化のためのおすすめツールを5つご紹介します。Webライターに欠かせないものからあると便利なものまで詳しくまとめてみました。気になるツールはどんどん活用してくださいね!
1.goodkeyword
まず初めに行うキーワード選定を効率よくできるのが「goodkeyword」です。キーワードを打ち込むだけで簡単に関連語が取得できます。
ここで選定したキーワードを記事に盛り込むだけでSEOに強い記事が執筆できるので、おすすめです。初心者にもわかりやすいシンプルな使い心地で、Webライターには欠かせないツールとなっています。
2.漢字使用率チェッカー
読みやすい記事を書くには、漢字とかなの割合がとても重要です。かな70%、漢字30%が最も読みやすい割合と言われています。
Webライターにも人それぞれ書き方のクセがあり「つい漢字ばかり使ってしまう」「硬い言葉を多く使ってしまう」という方もいるのではないでしょうか。
「漢字使用率チェッカー」はそんな方におすすめで、入力欄に文章を入れるだけで漢字使用率が算出できるツールです。読者にとって読みやすい記事を書くためにも、ぜひチェックしたいツールになります。
3.Google音声入力
「今はパソコンを開けないけれど、メモは残したいな」なんて時はありませんか?
そんな時のために、パソコンを開かなくても執筆ができるツールがあります。記事のアイディアが浮かんだ時や、外出先で執筆したい時に便利なのが「Google音声入力」です。
音声入力を立ち上げるだけで音声を拾い、ドキュメントなどに書き込みができます。ベテランのWebライターでも使用している人は多く、場合によってはタイピングよりも効率的に執筆ができる場合があります。
音声入力を使用する時には誤字が起きやすくなっているため、書き上げたものをきちんとチェックするようにしましょう。
4.こぴらん
記事を執筆した後に欠かせないのがコピペチェックです。「こぴらん」を使えば、既存の記事と似たような構成になっていないか、パクリ記事になっていないかをチェックするツールですが、使い方はとても簡単。
入力欄にチェックしたい文章を入れるだけで、類似したページが表示されます。時間も1分程度で算出されるため、忙しい時でも使いやすいのが嬉しいポイント。
表示される類似数が高ければ高いほど、コピペの疑いが高くなってしまうため、高い数値が出た場合には文章の修正が必要です。
5.Googleドキュメント
Google版Wordのようなツールの「Googleドキュメント」もWebライターには欠かせません。スマホとパソコンで同期させることができ、外出先でもGoogleドキュメントを使って執筆ができます。
さらにExcelのように関数や図を利用できるため、このアプリが1つあればかなり便利に執筆することができ、おすすめです。
まとめ
今回は、Webライターの作業を効率的に進めるおすすめツールをご紹介しました。Webライターにとって作業を効率化することは単価を上げることにつながります。
さらにツールを使うことで良い記事が書きやすくなるというメリットもあるのです。最近では効率化できるツールがたくさん出ているため、うまく使って仕事をこなすようにしましょう。