女性で営業職に向いている人の特徴を3つ紹介します。
女性の営業マンってあまりいないので、自分が営業に向いているのかどうか悩んでも相談できる人がいない方も多いはず。
本記事では、女性で営業職に向いている人の特徴と、向いていない場合の対処法もお伝えします。
ちなみに私は転職活動を経て、法人営業、個人営業のどちらの領域も経験しています。
営業歴も約10年あるので、説得力の高い意見をお伝えできるかと思います。
【女性版】営業職に向いている人の特徴3選
この記事の結論を先にお伝えします。
それは「法人営業なのか個人営業なのかによって、自分の短所がそのまま長所になる」ということです。
私は法人営業を3年経験しましたが、自分に合わなくて辞めています。
転職後は個人営業を約7年。まさに天職でした。
「営業職に向いている特徴」とは営業する相手(お客様)によって変わる、というのが私の行きついた答えです。
また記事の後半で詳しくお伝えしますね。
最初に、法人営業と個人営業に共通する「女性で営業に向いている人の特徴」を3つまとめます。
営業に向いている女性①元気と愛嬌がある
元気と愛嬌があれば、お客様の前で思うように話せなくても大丈夫。
その理由は「メラビアンの法則」にあります。
メラビアンの法とは、コミュニケーションの要素を言語・非言語で分解し、その割合を示した法則のことです。
「人は見た目が9割」という書籍も有名ですが、これもメラビアンの法則が根拠になっています。
情報の種類 | 概 要 | 影響度 |
視覚情報 | 見た目、しぐさ、表情、視線 | 55% |
聴覚情報 | 声の質や大きさ、話す速さ、口調 | 38% |
言語情報 | 言葉そのものの意味、会話の内容 | 7% |
メラビアンの法則を要約すると、言葉でどんなに「楽しい」と言っていても、態度や表情がつまらなそうであれば「つまらなそう」という見た目の印象のほうが強く相手に伝わる、ということです。
仮に、お客様が不安そうにしていたら、あなたの「うまくしゃべれない…と思い悩んでいる表情」が原因かもしれません。
ハキハキした声で笑顔でしゃべるだけで、お客様との会話がはずむこと間違いなし!
営業に向いている女性②仕事熱心・勤勉
仕事の事前準備の大切さを表す格言として、「段取り8分(ぶ)、仕事2分」という言葉があります。
事前にきちんとした段取りさえしておけば、仕事の8割方は完了したということです。
上手にしゃべっている営業マンを見ると「才能だ」と思いがちですが、才能ではなく努力のたまもの。
例えば、客先で上手にしゃべっている営業職の上司は
- あらかじめ話す内容を決めてから客先を訪問する
- お客様の仕事内容を事前に調べて勉強しておく
- お客様がゴルフ好きなら、最低限のルールや特徴を把握しておく
- プレゼン前に疑問点や質問事項を洗い出し、答えを準備しておく
このような段取りを欠かさず行っているでしょう。
こうした努力を積み重ねられる、勉強熱心な人こそ営業職に向いてるといえます。
営業に向いている女性③素直さ・成長意欲
営業職の離職率が高い原因は「売上の数字が上がらない」からです。
この深層心理は、数字が上がらない時にプライドや他責マインドが邪魔をして、自分の弱さを認められないということ。
営業職に向いているのは、
- 「自分をどう変えたら数字が上がるのか」という前向きな自責思考ができる
- 数字をあげている上司や先輩へ「教えてください」と素直に頭を下げられる
こういう素直な前向きさを身に着けていける人です。
【対処法】営業職に向いてるか不安なら「視点と視野」を変えよう
「営業に向いている女性の特徴3選」を読んで、あなたはどう思いましたか?
- これだけじゃ数字は上がらないよ
- 営業成績が伸びてない私は、こんなこともできてない人間なのか
- 私の性格とは全然違う、向かない
もし、このように「私は営業に向かないのでは」と不安に思うなら、以下の対処法が参考になるでしょう。
ここからは、営業職で大きな挫折をした私の経験を例に、短所を長所に変える対処法をお伝えします。
【視点を変える】法人営業と個人営業の違いを知ろう
私の場合、自分の特徴が法人営業では短所となり、個人営業では長所となって契約がバンバンとれたという経験があります。
その理由は、同じ営業職といっても法人営業と個人営業では営業手法が全く違うからです。
違いは3つ。
-
契約を決める人物(決済者)の違い
- 決済までの期間の違い
- 顧客の判断基準の違い
私が法人営業から個人営業に転職して成功できたのは、「顧客の判断基準の違い」のおかげです。
法人営業 | 個人営業 | |
契約を決める人物(決済者) | 営業かける相手=決済者であるとは限らない | 営業をかける相手=決済者 |
決済までの期間 | 決済者に話が通るまでに時間がかかる | 営業相手が決済者なので、契約するか否か決めるまでに時間がかからない |
顧客の判断基準 | 理論・客観的根拠の重視
|
感情・主観の重視
|
法人営業では「感情に素直な自分」が短所に
私は新卒で法人営業職に就いたのですが、3年で退職しています。
お客様や社内の人間関係がうまくいかず、売上も伸び悩み、体と心を壊したからです。
私が人間関係に失敗した原因は、敬語とタメ口が入り混じるしゃべり方にあります。
その特徴は良く言えば、
- フレンドリー
- 感情に素直
- 相手の懐に入れる
というプラス要素になりますが、法人営業の場合、
- 不躾
- 理論的ではなく感情的
- 生意気
というマイナス要素に変わってしまいます。
私は上司・先輩・お客様から、「言葉遣いがね…」「態度がね…」とよく指摘されていました。
日々、自分の人格を否定されているようで辛かったです。
転職エージェントの利用で視野が広がった
会社を辞めたあと、転職エージェントを利用して転職活動を開始。
いま思えば、転職エージェントをもっと早く利用すればよかったです。
転職エージェントdodaの担当者のアドバイスを機に、私は個人営業に就きました。
転職エージェントを利用してよかった点
- 担当者に話を聞いてもらって心のモヤモヤが解消した
- 担当者が私の性格や特徴にあった職種を紹介してくれた
- 自分の適性や能力、成果の棚卸ができて自信がついた
登録後にカウンセリングをしてもらえるのですが、納得いくまで話を聞いてくれます。
転職する気はないしなぁ…と思う方もいるでしょうが、「転職をする≠転職活動をする」です。
あくまでも「活動」なので、転職するかは別物です。登録だけでも済ませておきましょう。
個人営業に転職したらトップ営業マンに
個人営業では、決裁者(お客様)の好きという感情で契約するかどうかが決まります。
要するに、お客様から好かれる営業マンが強いということ。
法人営業では短所になった私の特徴「フレンドリー」「感情に素直」「相手の懐に入れる」が、個人営業では長所になりました。
その結果、
- 月の最高売上1,500万
- 売上は社内1位
- 年収700万
まさにトップ営業マンとして飛躍しました。
悩むなら転職エージェントを利用しよう
私は仕事を辞めてから転職活動をしましたが、今は辞める前に転職活動をするのが一般的。
家で転職サイトをみるだけでもいいのですが、転職エージェントを利用して第三者の意見を聞く方が圧倒的に得るものが大きいです。
私が利用した転職エージェントは2ヵ所
「doda」では担当者が女性でとても親身になってくれました。
私の意向をくみ取って、営業職だけでなく幅広い職種を紹介してくれたので、視野が広がりましたね。
「リクルートエージェント」は最大手なので、求人情報数が圧倒的に多いです。
両方のエージェントで活動しながら、合計3社内定をもらいました。
少し視点と視野を変えるだけで、あなたの天職が見つかるかもしれません。
転職エージェントのヒアリングで、自分の知らない自分を発見してみてはどうでしょうか。
あなたの人生が好転することを願っています。